生粋のクレが思うバルサが抱える問題 #1
どうも、クレのたーです。
コロナウイルスの影響で欧州サッカーの試合はほとんど延期になっています。
そこで今回は、これからバルサが向かい合わなければいけない課題について数回にわたり語っていきたいと思います。
問題1 黄金期を支えた主力の高齢化による後継者問題
昨シーズンあたりから言われていることですが、ペップバルサ時代に黄金期を築いたメンバーの高齢化が著しくなっています。
彼らの正当後継者探しもうまくいっていないバルサですが、これからさらにこの問題は深刻化すると予想されます。
まあ、彼らほどのクラック(名手)の後継者となるとそうそうに見つかるなんてことはないのですが。
現在のチームにおいて三十路を迎えている主力メンバーはメッシ、スアレス、ブスケツ、アルバ、ピケです。
レオ・メッシ
言わずと知れた世界最高の選手。このギガクラックの後継者問題はここでは書き切れないほどの問題なので、またいつかの機会にやりたいと思います。メッシの引退はチーム全体の問題となりますゆえ。
ルイス・スアレス
いまだに世界でトップクラスの点取り屋である彼の後継者についても捜索は困難です。特にメッシとの阿吽の呼吸は彼だけのもので、なかなかいじりにくい部分でもあります。
私生活でも仲の良い2人の関係は、交代策において監督を悩ませる1つの大きな問題に発展してきています。
スアレスが怪我して以降、グリーズマンがストライカーの役割を引き受けてはいますが、グリーズマンは生粋のストライカーという感じではありませんので補強は必須でしょう。
ただ、スアレスは競争を歓迎するような発言もしているため、今夏獲得が噂されているラウタロ・マルティネスなど新加入するFWにはスタメン奪取の可能性はあるといえます。
セルヒオ・ブスケツ
バルベルデ時代末期にはパフォーマンスを落としていたブスケツですが、セティエン監督に代わり調子を取り戻しています。
バルセロナの心臓として長年ピボーテを務めてきた彼も代えのきかない選手の1人です。
昨夏にはブスケツの負担を軽減するために獲得されたフレンキー・デヨングもすっかりインテリオールとして定着していて、アヤックス時代のようにピボーテでプレーすることもなくなりました。
解決策の1つとしては、フレンキーをアヤックス時代のようにもう一度ピボーテで使うことです。推進力のあるドリブルがフレンキーの持ち味でブスケツにはない部分です。しかし、この特徴からポジションを空けて上がることも多いため、被カウンター時に一抹の不安が残ります。リスク管理を行ってくれるラキティッチのような選手をインテリオールに起用することで軽減されるとは思いますが、カウンターの芽を摘みまくるブスケツに比べると劣ります。ただ、このポジション変更が1番現実路線ではないかなと思うわけです。
もう1つはブスケツの代わりとなりうる選手の獲得です。昨年アトレティコ・マドリーからマンチェスター・シティへ移籍したロドリはブスケツと似た特徴を持つ選手であり、ブスケツの代役確保としてはぼく的に1番推したい選手です。シティはFFPの関係で来季以降の構想が不透明なので、安売りバーゲンなどが行われれば候補の1人だと思います。
ジョルディ・アルバ
バルサ不動の左ラテラルであり、メッシと強力なホットラインを築く彼の後継者探しもまた深刻な問題です。攻撃時の印象が強いアルバですが、実は守備面においての貢献度もかなり高いと思います。
最近は、年齢によるものなのかはわかりませんが怪我が多くなっている印象です。
ここ数年も控えとしてディーニュ、ククレジャ、ミランダなど外部やカンテラから左ラテラルの選手がベンチに座っていましたが、こいつが後継者だ!と言えるような選手は見つけられていません。現在の控え選手であるジュニオル・フィルポも燻っている印象です。特に守備面でのミスが散見されるためスタメンを安心して任せることはできません。ベティス時代の恩師でもあるセティエン監督の就任により状況が変わる可能性もあるため、まだなんとも言えませんが。
現時点では、獲得候補も挙がっていないためどうなるか不透明なポジションでもあります。
ジェラール・ピケ
最終ラインを統率するディフェンスリーダーである彼の後継者も未だに見つかっておりません。頭の回転がはやく、足の遅さを絶妙なポジショニングでカバーすることで長年バルサのディフェンスラインを支えてきました。足下の技術も素晴らしくまさにバルサのセンターバックのロールモデルです。また、前線まで上がって得点を狙いにいくエンターテイメント性も彼の魅力です。それで得点をとってしまうのがまたすごいわけですが。
現時点で最重要な補強ポイントの1つであり、夏に資金を投資する可能性は高いと思われます。
名前が挙がっているのは、インテルのシュクリニアルです。ただ、ラウタロも狙っているためインテルからの2枚獲りはかなり厳しいと思われます。
トディボは一応レンタル移籍ではありますが、来季もチームに帰ってくるかといわれると微妙なところではあります。
ウンティティの退団がしきりに噂されているためこれから動きが加速していくでしょう。
今回は後継者問題について述べていきました。
バルサはフットボールに対しての哲学がありますので、後継者については他のクラブに比べると難航する傾向があります。ただタイムリミットが迫っているだけにフロントには的確な動きを期待します。
ではまた次回お会いしましょう。